ソープワートについて

このハーブは名前の通り、葉や根にサポニンを含んでいるので水に溶けて泡立つことから「シャポンソウ」石けんになるハーブと言われています。
夏場に長期間お花を咲かせるので、ガーデンの彩にも楽しめるハーブです。

ソープワートの花

ソープワート common soapwort

分類:ナデシコ科・シャポンソウ属
英名:common soapwort , boncing bet
和名:シャポンソウ・サポンソウ
学名:Saponaria officinalis
原産地:ヨーロッパ・アジア南部
利用部位・収穫時期:秋に掘り上げた根を薬用、洗剤に
性質:耐寒性・多年草

日本には明治時代に渡来している。属名のSaponaria(サポナリア)はラテン語のSapo(石けん)に由来し、葉に配糖体のサポニンを含む為、汁液が水に溶け泡立つことにちなむ。花には芳香があり、植栽に適する。
サポニンには、魚毒性があるとされているので、水際や池のそばには植えない方が良いとされています。また、シャボン遊びにも使わない。
高さ20~100cmで株立ちして繁る。葉は楕円形の被針形で光沢があり、顕著な3本の葉脈があり対生する。花期は夏。枝先の集散花序に直径2~3cmの花をつける。
花は長期間咲き、強健で育てやすいので庭先に最適。

八重咲の種

利用法

根茎と枝葉を煮出した液はデリケートな繊維製品を洗う洗剤になる。
2~3つかみ分の刻んだ枝葉に1ℓの水をいれ、20分ほど煮だした液を濾してから使う。根茎を用いた場合は、もっと少量で足りる。根茎は薬用にもされている。

☆サポニン

植物の根や葉、茎などに含まれる配糖体の一種。苦みやエグみなどのもととなる成分。
水に溶けると石けんのように発泡作用を持つ。サポニンは水と油の両方に溶け、脂質を溶かす働きがあるので、昔から石鹸などに使用されていました。また、殺菌・抗菌作用があり、天然の界面活性剤として用いられています。









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