エビスグサの種子を煎じたお茶「ハブ茶」

生薬名を決明子といい、緩下作用か知られています。ヘビ毒にもよいとされたものがハブ茶の名の由来です。

エビスグサ sickle senna

分類:マメ科・カワラケツメイ属
英名:sicke senna
和名:エビスグサ
学名:Cassia obtusifolia
原産地:熱帯アメリカ
利用部位・収穫時期:種子を薬用、全草を緑肥。さやが褐色色に変化したら摘み取る
性質:非耐寒性・多年草または低木(国内では1年草)

和名のエビスグサ(夷草)は、「異国から渡来した草」という意味から名づけられました。江戸時代に中国から渡来し、薬用として広く栽培されてきました。種子を煎じたお茶を「ハブ茶」と称し、強壮、利尿、緩下、眼病などに用いられます。現代では、本州。沖縄に帰化しています。

利用法

熟した種子を天日干しして、煎ったハブ茶を1日19gほどハトムギの種子と一緒に煎じて飲むと、便通がよくなり、健康増進に役立つと言われています。
生薬名を決明子といい、緩下作用か知られています。ヘビ毒にもよいとされたものがハブ茶の名の由来です。

市販のハブ茶には、本種によく似たハブソウ、コエビスグサなどの同属他種の種子が入っている。生薬名の決明子は、便通を整えて、目のまわりの充血を取り去り、視界をはっきりさせるという意味。

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