ステビアについて

古代インディオが甘味料として利用していた植物で、苦いマテ茶の甘味料として注目される。
1970年に国際糖尿病学会で紹介され、日本にも導入
された植物です。
ステビアは食品添加物として使われています。しかし、海外では妊娠や出産に悪い影響があるとされ、使用を許可されていない国もありますが、米国や西独などの研究結果や日本ステビア工業会では安全性を宣言しています。

ステビア

ステビア stevia

分類:キク科・ステビア属
英名:stevia
和名:アマハステビア
学名:Stevia rebaudiana
原産地:パラグアイ
利用部位・収穫時期:年に数回刈り取る、全草を甘味料に用いる
性質:半耐寒性・多年草・基部が若干木質化し、比較的丈夫

葉には、砂糖の200~300倍もの甘味をもつステビオサイドという成分が含まれる。抽出、精製したものは白色の粉末です。
高さ50~100cmになり、株分かれする。葉には微細な白毛が密集し、根元は少し木質化する。葉は対生し、下部につく葉は菱形に近く、上部は倒被針形。枝先に白い小型の頭花を多数つける。

利用法

葉と茎は、生または乾燥させて飲み物や料理の甘味漬けに利用。低カロリーで、強い甘みをつけられるため、糖尿病やダイエットに利用される。
ステビアの甘味料はごく少量使う。

※ステビアの生の葉と他のハーブでハーブティーを飲もうとして、飲む事はおすすめしません。ステビアの独特の味が不味いです。
乾燥させて、シロップにしてから使用するのが良いですよ(^^♪
生でシロップに煮詰めると…魔女の気分が味わえます( ゚Д゚)
とにかく匂いが…毒汁?薬草の煎じたもの?となるようです。
それでもシロップにして料理や飲物に使えば、カロリー0で、甘みが得られるので、ダイエットや糖尿病の予防と進行抑制が期待できます。

ステビア農法

鹿児島県でステビアを栽培していた農家が、ステビアの葉を刈り取った茎を堆肥としてミカンの樹に蒔いたところ、蒔いたミカンだけ味が甘くなったところから生み出された農法です。
その後、ナシ、モモ、イチゴ、ブルーベリー、メロンなども効果がみられています。
土に撒かれたステビアの成分は、土の中のダイオキシンや残留農薬を分解したり、土壌の微生物を活性化してくれる効果が期待されています。
また、ステビアのもつ抗酸化力を作物が吸収する事で、作物の日持ちが良くなるとも言われています。

食品添加物としてのステビア

ステビアは1970年に食品添加物として用いられるようになってから、発ガン性や妊娠・出産に悪い影響があると言われ、ヨーロッパやシンガポールな
どでは、甘味料として承認されておらず、ステビアを使った食品の販売も禁止されています。
しかし、米国の大学や西独の研究者によって否定されています。
2008年12月18日、甘味料大手芽里さんとが申請したステビア甘味料「ピュアピュア」と穀物商社カーギルが承認申請したステビア甘味料「トゥルビア」の安全性を米国連邦食品医薬品局(FDA)は承認しています。
日本においても、厚生労働省や日本ステビア工業会などが繰り返し安全を宣言してきました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました