レモングラスはタイ料理で有名な「トムヤンクン」には欠かせないハーブですね。
寒さに弱いので植物なので温度管理に気をつければ国内でも栽培することは栽培することが可能です。
精油やハーブティに利用されています。
レモングラス lemongrass
分類:イネ科・オガルカヤ属
英名:lemongrass
和名:レモンソウ
学名:Cymbopogon citratus
原産地:インド
利用部位・収穫時期:葉、葉鞘。葉が伸びれば温度管理次第で長期収穫可能
性質:非耐寒性・耐暑性・好日性・多年草
全草がカヤに似ているが、シトラールという香気成分を含み、葉の切り口からレモンの香りがする。タイの有名なスープ「トムヤンクン」には欠かせないハーブで、カレーの香りづけにも使われる。日本には戦後まもなく精油抽出のため、鹿児島県開聞岳一帯を中心に大規模な栽培がなされた。
葉がやや細幅のシトロネラソウもある。
乾燥させた物や粉末の物のほかに、最近ではスーパーでも生のものが売られるようになってきた。
ススキに似た常緑の多年草で、高さ1mになる、比較的丈夫で、寒さに弱いが、暖かく日当たりが良ければ栽培も可能。
利用法
レモンの風味を加える目的で生葉かドライ葉を用いたり、根元部分を刻んで肉・魚介類に下味をつけるなどして、カレーやスープ、ソースなどの料理をはじめ、お菓子類や入浴剤などに利用される。また、香料として化粧品に用いられるほか、合成香料・ビタミンAなどの原料としても利用されている。
※ ハーブティーにする時に
レモングラス・レモンバーム・レモンバーベナをブレンドすると
とても美味しいレモニィーティーになります。
効能
腹部の張りを和らげたり、鎮静の作用もあると言われている。また、消化促進、貧血を防ぐ、疲労を回復させるなどの作用がある。
香り
レモンによく似たさわやかな香りの主成分はシトラール。レモンに含まれている成分と同じものです。乾燥品や粉末の物と比べると、やはり生の物の香りが優れている。
精油のデータ
採油部位・・・葉
採油方法・・・水蒸気蒸留法
作用 ・・・血行促進、抗炎症、抗菌、抗真菌、消化促進、鎮静
防虫おもな成分・・・リモネン、ミルセン、ゲラニオール、ネロール、シトロネラ―ル、シトラール、メチルヘプテノン
相性のいい精油・・・シダーウッド、ジャスミン、ゼラニウム、ティートリー、ニアウリ、ネロリ、バジル・スィート、パルマローザ、ローズマリー
レモンより強い柑橘系の香りがしますが、イネ科のレモングラスからとれる精油です。鎮静・抗炎症作用があり、マッサージに使えば筋肉の痛みやコリをやわらげ、リンパの流れをよくしてむくみやセルライトの解消に役立ちます。また、主成分のネロールやゲラニオールには防虫作用があるため、虫除けやペットのノミ対策にもおすすめです。レモンに似たフレッシュな香りと強力な抗菌作用が空気に働きかけます。原産地のインドでは感染症を治す薬草として用いられてきました。また、母乳の出をよくする効果があるともいわれたようです。東南アジアでは、タイのトムヤムクンをはじめ料理には欠かせないスパイスとなっているほか、ハーブティーにして飲まれています。
心への働き
疲労感や不安感、ストレスを解消する
体への働き
消化を助け、胃腸の炎症をしずめる
肌への働き
- リンパの流れをよくし、セルライトを除去する
- ハリを与え、皮脂のバランスをととのえる。
- ニキビや水虫などの治りを促す
揮発性・・・トップ~ミドルノート
香りの強さ・・・中~強め
使用上の注意・・・妊娠初期・分娩前後の使用は控える
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