古代ローマ時代には根から作った軟膏を化膿性の炎症治療に用いたなど、もっぱら薬用として利用されていました。今は庭の彩りやドライフラワーに用いられているだけです。
チーゼル teasel
分類 : マツムシソウ科・ナベナ属
英名 : teasel . common teasel
和名 : オニナベナ
学名 : Dipsacus fulloum
原産地 : ヨーロッパ、アジア
利用部位・収穫時期 : 全草観賞用、ドライフラワーに
性質 : 耐寒性2年草
茎を抱く葉にたまった水を利用して、かつては化粧水や目の炎症に使われていたといわれる。さかのぼって、古代ローマ時代には根から作った軟膏を化膿性の炎症治療に用いたなど、もっぱら薬用として利用されていました。今は庭の彩りやドライフラワーに用いられているだけです。日本には、同種のナベナが自生しています。
高さが1~2m。太い幹には細かく堅いトゲがある。葉は披針形で全緑。葉の表にまばらなとげがあり、葉の裏、側脈上には反巻きしたトゲが多くあります。花は夏~秋にかけて分かれた枝の先につける。
大型の2年草なので、地植えに適している。草丈を低くしたいのなら、2年目に茎が立ち上がってきたら、一度きり戻すとよい。
利用法
頭花は生け花。または逆に吊るしてドライフラワーにする。
コメント