カウスリップについて

聖ペテロが鍵を落とした場所に咲いたという伝説から、英国・フランス・ドイツではキーオブヘブンといわれている。
お花の形から「天国の鍵」と呼ばれています。
春先に黄色に咲く花は元気をもらえますね。

カウスリップ cowslip

分類:サクラソウ科・サクラソウ属
英名:cowslip
和名:キバナノクリンザクラ
学名:Primula veris
原産地:地中海沿岸~アジア南西部
利用部位・収穫時期:花は春に収穫して食用。葉は薬用
性質:耐寒性・多年草

属名Primula(ブリムラ)はラテン語の「最初の」の意味で、早春に咲く事にちなんでつけられた。早春に咲く花は、かすかにアニスに似た香りがする。
高温多湿を苦手としているので、乾燥した涼しい日当たりか半日陰で栽培する。乾燥してくるとハダニの被害がある。
葉は去痰や鎮痙・緩下剤などに用いられ、肌の日焼けやしみなどを軽減する作用もある。
花から鎮静作用のあるカウスリップワインが作られた。

利用法

花はガクからはずして生のままサラダに加えたり、飲み物の香りづけに使う。砂糖漬けにした花びらはお菓子の飾りに。浸出液はローションとして、しみ、日焼けなどに用いる。
ただし敏感肌といわれる人は接触皮膚炎を起こすことがあるので注意が必要です。

種類

カウスリップの赤花品種
ロックガーデンなどの植栽にも向いている
同種のプリムラローズ(P vulgaris)
イチゲサクラソウの和名で知られている。

※カウスリップという名前は知らないかもしれませんが
ブリムラの属名は知っている人が多いのでないでしょうか。
ハーブだと認識しないで観賞用のお花として育てている可能性もありそうですね。私もハーブだと知らずにプリムラの鉢植えを育てていた時期がありました。お花が咲いたら綺麗だと観賞していただけで、食べようなんて思いませんでした。

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