ローズマリー について ローズマリーを使ったレシピ

ツーンとした強い香りが特徴的なローズマリーには
様々な成分が含まれているので古くから、健康と美容に利用されてきました。
冬場でも青々しい葉を茂らせているので、家庭に1本あれば様々な使い方で楽しめるハーブです。

ローズマリー rosemary

分類:シソ科/マンネンロウ属/常緑性低木
英名:rosemary
和名:マンネンロウ
学名:rosmarinus officinalis(オフィキナリスは「薬効のある」) 語源はラテン語のrosmarinus 「海のしずく」にあり花や葉の形が波しぶきに見える事に由来
原産地:地中海沿岸
利用部位・収穫時期:株が30cmになり、よく枝分かれしてきたら葉を摘む、風通しをよくする
性質:半耐寒性(~-5℃、~-10℃)、半日性

増やし方は、種子からと挿し木からですが、種子からだと成育が遅く、また香りにばらつきがある為香りのよい苗を選んで育てるようにする。
植え替える時に根を傷めない、根から病気が入るとすぐに駄目になってしまう。
針葉樹のような強い香り(樟脳のような香り)

種類

さまざまな種類があり、立性と匍匐性種があります。花の色は、青か紫色がほとんどですが、白や桃色の物もあります。野生のローズマリーには純性種は少なく、ほとんどが変種です。

薬効と適応症状

殺菌作用と酸化防止作用があり、食品を保存する働きは強い、肉料理と相性が良く肉の臭み消し。
また、古代ギリシャ・ローマ時代には、頭脳を明晰にし老化を防ぐとして重宝されていた。

主要成分

  • ロズマリン酸(rosmarinic acid)ロスマリン酸・ローズマリー酸とも言われている。 ポリフェノールの一種、花粉症の症状(アレルギー性鼻炎結膜炎)を和らげる効果知られています。
  • カフェ酸(caffeic acid)カフェ酸・カフェイン酸とも言われている。コーヒーに多く含まれているポリフェノールの一種、リラックス効果、ガンを予防する効果、動脈硬化を抑制する効果があると言われています。
  • クロロゲン酸(chlorogenic acid)コーヒーに多く含まれているポリフェノールの一種、脂肪肝の予防、糖尿病の予防、ダイエット効果があると言われています。
  • ゲンクワニン(genkwanin)フラボノイドの一種、ゲンノクワニン配糖体は腸の蠕動運動を促進し、排便を促進すると言われています。
  • ルテオリン(luteolin)フラボノイドの一種で、その中でも最も強い抗アレルギー・抗炎症作用を持つと言われ、花粉症やアトピー症状を緩和する作用、肝臓の解毒作用、免疫力強化、抗酸化作用などがあると言われています。
  • カルノシン酸(carnosic acid)ローズマリーやセージに含まれる。強力な抗酸化物質であり、紫外線に対する皮膚細胞の保護する薬効が有る。食品における防腐剤や酸化防止剤として使用され、非食品には、歯磨き粉、マウスウォッシュ、チューインガム(口臭の原因の微生物に対する抗菌効果)、スキンケア製品として使用されています。また、記憶力を改善する作用、軽度のアルツハイマー型痴呆症患者に対して症状が改善する可能性があると報告されています。
  • カルノソール(carnosol)ローズマリーの主要成分の1つであるポリフェノール類である、高い抗酸化作用、生体防御機構を活性化させる作用、解毒作用などで知られています。アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経疾患の予防と治療への研究もされています。
  • ロスマリシン(roamarinin)鎮静作用
  • ウルソール酸(ursolic acid)a)長期間にわたって紫外線を浴びた皮膚はコラーゲン繊維束が崩壊して、シワの原因の1つと考えられ、ウルソール酸に紫外線で崩壊したコラーゲン繊維束を改善する効果がある事が見出され、化粧品に使用されている。国内外では高額のしわとり化粧品のみに配合されています。
  • オレノアノール酸(oleanolic acid) 
  • ベルベノン酸(veebenone)コルシカ島ローズマリー。肝臓強壮の効果があると言われています。
  • カンファ(camphora)フランス産ローズマリー。血流などの循環機能を高め、血行不良からの肩こり・腰痛や筋肉痛などを緩和すると言われています。
  • シネオール(cineole)モロッコ産ローズマリー。殺菌作用、去痰作用、呼吸器系の不調に効果があると言われています。
  • 樟脳(camphor)人形や衣類の防虫剤として、ゴキブリ・ムカデ・鼠などを避ける用に、防腐剤・花火の添加剤としても使用されている。 

注意事項

※カンファー・シネオール・ベルベノンは科学成分の名前です。ローズマリーには、いずれの成分も含まれています。アロマテラピーなどで精油を使用する時に、同じ植物からとれる精油で成分が異なるものを「ケモタイプ」といいます。ケモタイプは注意が必要です。
※これだけの成分があるハーブのローズマリー。しかし、とても刺激が強いので、血圧の高い方(特に降圧剤を飲んでいる方は下がりすぎてしまいます。)乳幼児・ご妊娠中の方は使用を控えて下さい。

◎私が以前、実際に利用した方法

  • ハーブワイン
  • ローズマリー風味のジャマンポテト
  • 手作りソーセージの時に、セージ・タイム・ローズマリーを刻んでハーブソーセージ
  • ハーブバター
  • ハーブチーズ
  • 入浴剤  
  • ハーブ石鹸 
  • ハンガリー水

などなど色々と利用してきました。
今回は、簡単に作れる。ハーブワイン。
そしてワインの付け合わせとしても美味しい
ローズマリー風味のジャーマンポテトを紹介したいと思います。

☆ハーブワイン

【材料】

白ワイン(私は辛口の物が好きです。安価な物や買ったけど口に合わない物などを使用)1本750cc程度
ローズマリー、フレッシュなら一枝分。ドライなら大さじ1

【作り方】

  1. 白ワインにローズマリーを入れ、一晩(24時間)ねかします。
  2. ローズマリーを濾して取り出し、適度に冷やして飲みます。

※赤ワインを使用する場合は48時間ねかしてます。

☆ローズマリー風味のジャーマンポテト

【材料】

  • じゃがいも   中4個
  • ベーコン    4切れ
  • ローズマリー  大1 (ドライ)
  • オリーブオイル 大2
  • 塩、コショウ  少々

【作り方】

  1. あらかじめじゃがいもを茹でておきます。
  2. フライパンにオリーブオイル入れて熱し、ローズマリーを入れて軽く炒め香りを出します。香りがついたらローズマリーを取り出します。
  3. 2のオイルでベーコン・じゃがいもを炒め、塩・コショウで味を調えます。

※ローズマリーが焦げるとものすごく臭いので注意が必要です。
あらかじめ小瓶にオリーブオイルを入れ、その中にローズマリーを入れ、オイルに香りづけして
置くのも便利です。オイルの中にフレッシュローズマリーを一枝入れて、飾って置くとおしゃれな演出ができます。

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