アーティチョークについて

葉に含まれるシナリンという成分が肝臓機能を高めたり、血中コレステロールを下げたりする作用があり、薬用ハーブとしても注目されている。
ヨーロッパやアメリカでは広く食用として利用されています。インドでも二日酔いの防止のために飲酒の後にお茶に混ぜて飲まれています。日本では、栽培条件が合わないこともあってあまり普及していません。

アーティチョーク artichoke

分類:キク科・チョウセンアザミ属
英名:artichoke.globe artichoke
和名:チョウセンアザミ
学名:Cynara scolymus
原産地:地中海沿岸、カナリア諸島
利用部位・収穫時期:開花前の蕾は食用、葉は薬用。観賞用
性質:半耐寒性・多年草・多湿を嫌う

属名CYnara(キナラ)はギリシャ語の犬を意味し、総苞のとげが犬の歯に似ていることに由来する。
葉に含まれるシナリンという成分が肝臓機能を高めたり、血中コレステロールを下げたりする作用があり、薬用ハーブとしても注目されている。
アーティチョークの原種と考えられているカルドンも、軟白した春先の若葉や蕾の総花床を食用する。
日本には、江戸時代にオランダから渡来しました。
高さは1.5~2mになる。葉は50~80cmに達し灰緑色で羽状に深裂し、裏に柔毛が密生する。
初夏から秋に枝先に赤紫色の頭花をつける。

アーティチョークの花

利用法

若葉は軟白して、葉柄は柔らかい主脈を食べる。生またはゆでたり炒めたり、揚げたりして食べる。
また、全草に利尿・胆汁分泌促進作用があり、肝臓・胆のうの機能を高め、コレステロールの上昇を抑えるといわれています。
ヨーロッパやアメリカでは広く食用として利用されている。インドでも二日酔いの防止のために飲酒の後にお茶に混ぜて飲まれています。日本では、栽培条件が合わないこともあってあまり普及していません。
薬用としては、乾燥させてハーブティーやホワイトリカーに2~3か月漬け込んだ薬用酒を飲む。

効能、効果

胆汁分泌促進、強肝、コレステロール低下、消化促進、利尿
蕾の食べ方
輪切りのレモン数枚と塩を入れて15分~20分ゆでる。ゆであがったら総苞片をはがして、下の柔らかい部分に塩・コショウ・オリーブ油をつけて食べる。中心の円形の総花床が一番おいしい。

注意

キク科のアレルギーの人は使用を避けてください。
また、授乳中は使用しないで下さい(母乳の出が悪くなることもあります。)

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