コガネバナが日本で初めて栽培されたのは幕府の小石川御薬園です。

血圧を下げる代表的な漢方薬である三黄黄芩湯(さんおうおうごんとう)などに配合されています。
花が美しいので山野草として育てると楽しめます。

コガネバナ Baikal akullcup

分類 : シソ科・タツナミソウ属
英名 : Baikal akullcup
和名 : コガネバナ
別名 : コガネヤナギ
学名 : Scutellaria baicalensis
原産地 : シベリア東部、中国北部、朝鮮半島
利用部位・収穫時期 : 根は秋の茎葉が枯れた頃に収穫
性質 : 耐寒性・多年草

黄色の根を乾燥させた黄芩(おうごん)が、中国や朝鮮半島から輸入されていたが、享保年間(1716~36年)に初めて、幕府の小石川御薬園で栽培されました。
現在でも、血圧を下げる代表的な漢方薬である三黄黄芩湯(さんおうおうごんとう)などに配合され、単独で用いることはありません。
花が美しいので山野草として育てると楽しく、切り花にも利用が出来ます。
和名から黄金色のような黄色の花をつけると思われがちですが、実際には紫紅色の花です。
日本には、栽培品のみで、古名はひひらぎ、またはやまひひらぎと呼ばれていました。

オカタツナミソウ本州と四国に分布する
根の中のは黄色

利用法

漢方薬で黄芩(おうごん)と呼ぶ根は、3~4年たったものを掘り上げて、洗って刻み乾燥させたものを薬用にしています。解熱や消炎に用いられますが、処方は漢方医の判断です。

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