古くはギリシャ・ローマ時代から、薬用として利用されてきたフェヌグリーク 

インドでは「メティ」と呼ばれ、伝統的医学アーユルヴェーダでは、必須のスパイスとして位置づけられています。

フェヌグリーク fenugueek

分類:マメ科・レイリョウコウ属
英名:fenugueek
和名:コロハ
別名:メッチ
学名:Trigomella foenum graecum
原産地:アジア南西部
利用部位・収穫時期:種子や葉を香辛料・食用
性質:非耐寒性1年草
古くはギリシャ・ローマ時代から薬用として利用されてきた。種子はトリゴネンやコリンなどの成分を含んでいます。中国では痛風や強壮に用いられています。日本には江戸時代中期に生の植物のまま持ち込まれたという記録があります。
ビタミンやたんぱく質、ミネラルが豊富に含まれた、若い葉はサラダハーブとして利用されています。
かすかにセロリーに似た芳香があります。

シード、3~5mmの多角形の種子    インドでは、ポピュラーなスパイスでカレーには欠かせない
古代エジプトでは防腐処理に、古代ギリシャや古代ローマでは食用・薬用に用いられていたフェヌグリーク。インドでは「メティ」と呼ばれ、伝統的医学アーユルヴェーダでは、必須のスパイスとして位置づけられています。
スパイスとしての利用するのは種子で、メープルシロップのような甘い香りが特徴。インドでは、豆類としてそのまま食用とするほか、カレーパウダーの材料としてブレンドしたり、ナンや菓子の記事に混ぜ込んだりしています。また、葉をイモ類などと一緒に調理して食べるほか、種子を植木鉢にまいてもやし(スプラウト)のように発芽させたものをサラダに利用しています。妊娠中の使用は避けるように

特徴

個性的なマイルドな香りと苦味が特徴で、種子を砕くと、焦げたメープルシロップのような豊かな甘い香りが感じられます。

使用する料理

インドでは、カレーぱぅだの材料としてほかのスパイスとブレンドして使うほか、チャッネとしても利用します。また、イエメンでは、フェヌグリークを水に浸して作る調味料「ズーグ」が好まれています。

効能

去痰、抗炎症、鎮痛、血糖低下、健胃、崔乳、崔淫など



 







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