花のつぼみをスパイスとして利用する。ケイパーについて 

肉や魚料理の臭み消しのほか、オードブルや刻んでソース、ドレッシングなどに利用されています。
タルタルソースにケイパーを刻んで加えるとよく合います。

ケイパー

ケイパー caper

分類 : フウチョウソウ科・フウチョウボク属
英名 : caper .caper.bush
和名 : フウチョウボク
中国名 : 刺山柑
学名 : Capparis spinosa
原産地 : ヨーロッパ南部(地中海沿岸)
利用部位・収穫時期 : 4~5月頃の蕾、7月頃の若い果実を利用する。観賞用
性質 : つる性の非耐寒性落葉低木

地中海沿岸に自生する1m程のつる性の低木。初夏に艶やかな花を咲かせるが、その花の命は短く、一日花です。スパイスとして利用するのは、この花の蕾です。エンドウ豆位の大きさで、やや角張った卵形をしています。
若くて柔らかいものほど香りが高く、小さなものほど上質とされています。ケイパーのほかに、風鳥木という和名もあります。風鳥とはゴクラクチョウの事ですが、その由来は分かっていません。

ケイパーのつぼみ

利用法

酢漬け、塩漬け、油漬けなどにされたものを用いる。酢漬けはスモークサーモンの薬味として有名。
肉や魚料理の臭み消しのほか、オードブルや刻んでソース、ドレッシングなどに利用されています。
タルタルソースにケイパーを刻んで加えるとよく合います。
スパイスのほか、野菜や漬物として若い葉や果実を食用としている地域もあります。
インドや中近東では、根を薬用として用いています。
すがすがしい清澄な香りの主成分はカプリン酸。乾燥したものや古くなると色も香りも落ちてしまうので、通常酢漬けか塩漬けで出回っています。

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