葉、茎、果実にネコ科の動物を興奮させる。マタタビ

「疲れた旅人がマタタビの実を食べたところから、再び旅を続けられる事が出来た」ことから「復また旅」と名付けらたとか

マタタビ

マタタビ silvervine

分類  : マタタビ科・マタタビ属
英名  : silvervine
和名  : マタタビ
学名  : Actinidia polygama
原産地   : アジア東部、沖縄を除く日本
利用部位・収穫時期  : 果実を8~9月に黄色くなった物を収穫する
性質  : 耐寒性落葉つる性低木、不完全な雄雌異株

属名 Actinidia(アクティニディア)は、ギリシャ語で「放射状の」という意味で、花弁が放射状に広がる
花の形に由来している。葉、茎、果実にネコ科の動物を興奮させる。マタタビラクトンやアクチニジンが含まれている。
花は6月から7月に2cmほどの白い花を下向きにつけるが、形がウメの花に似ていて、特有の芳香があり、夏ウメとも呼ばれている。花期には葉を白化させて送粉昆虫を誘引する。
マタタビの若いつぼみに「マタタビアブラムシ」という小さな昆虫が産卵する事によって、花後正常の形をした果実とはならず虫こぶが出来ます。これを生薬の木天寥(もくてんりょう)と呼んで生薬として使用します。マタタビのつるを乾燥したものは、生薬で天木蔓(てんもくつる)といい、虫こぶでない実を乾燥したものは、生薬で天木実(てんもくじつ)といいます。

利用法

若い果実を塩で漬け込んで食べると滋養強壮・冷え性に。乾燥した茎葉を袋に入れて入浴剤にすると、保温、疲労回復、腰痛、熟眠安眠効果があるといわれています。
果実をホワイトリッカ―に漬け込んでマタタビ酒を作り。少しずつ飲むと冷え性、神経痛、リューマチや利尿・強心の効果もあるといわれています。

猫の病気には、木天寥の粉末を少しえさに混ぜて与えると良いといわれています。

和名の由来で、「疲れた旅人がマタタビの実を食べたところから、再び旅を続けられる事が出来た」ことから「復また旅」と名付けらたとありますが、疲労回復・腰痛や神経痛などに効果がある事から言われた事かもですね。

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