日本には7~8世紀に中国から渡来したが、栽培がはしまったのは江戸時代中期以降で、漢方薬として用いられました。果実にはデンプン、たんぱく質、脂肪のほか、潰瘍を抑える物質コイクセノリドも含まれています。
ハトムギ Job’s tears
分類:イネ科・ジュズダマ属
英名: Job’s tears
和名:ハトムギ
学名:Coix lacryma-jobi var.ma-yuen
原産地:東南アジア
利用部位・収穫時期:褐色に残した果実を食用、薬用。若い茎葉は肥料に
性質:非耐寒性1年草
属名のCoix(コイクス)は、アシに似たある植物に付けられたギリシャ語の古名に由来します。日本には7~8世紀に中国から渡来したが、栽培がはしまったのは江戸時代中期以降で、漢方薬として用いられました。東南アジアでは、トウモロコシが導入される以前は重要な作物でした。現在でも、インドネシアなどでは常食として食べられています。
果実にはデンプン、たんぱく質、脂肪のほか、潰瘍を抑える物質コイクセノリドも含まれています。
また、この実で数珠が作られたことからジュズダマの名があります。
9~10月頃、果実が褐色に熟したら刈り取って枝から外し、日干しする。
利用法
果実には、滋養、強壮、利尿、消炎などの作用があり、美肌などによいとされティーにされています。
ハトムギ化粧水は、ニキビによいと言われています。
フライパンで煎った果実10~15gを一日の量として煎じて飲む。皮をむいた果実を煮たり、ご飯として炊いてもよい。
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