ローマンカモマイル /ジャーマンカモマイル

古代エジプト時代から薬用として使われたもっとも古いハーブのひとつ。日本には明治時代に渡来した。
英名は「地上のりんご」という意味のギリシャ語からきていて、その香りに由来する。
ローマンカモマイルとジャーマンカモマイルの見分け方
この2種はよく似ているので混同しやすいが、花床の断面を見るとよく分かるが、ジャーマンは花床の内部が中空だが、ローマンは中空ではない

ローマンカモマイル Roman chamomile

分類:キク科カモマイル属
英名:Roman chamomile pelenial chamomile
和名:ローマカミツレ
学名:Chamaemelum nobile
原産地:ヨーロッパ
利用部位、収穫時期:開花直後の花を薬用、ティー、クラフト、植裁してコンパニオンプランツ
     香りの芝生(ローマンカモマイルのみ)
性質:耐寒性 多年草 高温多湿に弱い

ジャーマンカモマイル German chamomile

分類: キク科シカギク属
英名: German chamomile
和名: カミツレ
学名: Matricaria recutita
原産地: ヨーロッパ~アジア西部
利用部位、収穫時期:開花直後の花を薬用、ティー、クラフト、植裁してコンパニオンプランツ
性質: 耐寒性 1年草 好日性

利用法

消化不良や食欲不振、不眠などにティーを飲むと良い。
ローマンは苦みが強く、ジャーマンの方が飲みやすい。
花は抗炎症・鎮静作用がある。
カマズレという成分があり、乾燥花と精油に含まれる。カマズレをより多く含むジャーマンの方が抗炎症作用が強いと言われている。
乾燥花の浸出液、濃く入れたティーを入浴剤にすると、肌荒れを抑える。口内炎や歯茎の炎症には、うがい薬として用いると良い。黄色系の染料としても利用できる。
カモマイルは植物の医者とよばれ、まわりに植えた植物を健やかにすると言われています。
※子宮収縮作用があるので、妊娠中の方はティーの飲用は控えめに。

ダイヤーズカモマイル Dyer’s chamomile

分類:キク科ローマンカミツレ属
英名:dyer’s chamomile yellow chamomile
和名:コウヤカミツレ
学名:Anthamis tinctoria
原産地:ヨーロッパ、カフカス地方、トルコ、イラン
利用部位、収穫時期:咲ききった花を切り取り染料に
性質:耐寒性多年草

原産地では乾燥した荒野に自生している。初夏から秋にかけて、マーガレットに似た黄花を次々と咲かせる。花から黄色の染料が採れる。花色が濃黄、淡黄、白などの多数の園芸品種がある。

利用法

生または乾燥花を煮だして黄色の染液を得る。ミョウバン媒染では明るい黄色に、鉄媒染ではオリーブ色にそまる。

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