暑い夏に太陽に向かって花を咲かせる、夏の花。種子からは油が取れるので大規模な商業栽培がおこなわれています。また、原発事故の放射能除染効果かあるとされています。
ヒマワリ common garden sunflower
分類:キク科・ヒマワリ属
英名:common garden sunflower
和名：ヒマワリ
学名:Helianthus annuus
原産地:北米中西部～メキシコ
利用部位・収穫時期:種子・結実後に収穫
性質:非耐寒性・一年草
種子からはヒマワリ油が抽出され、サラダ油や食用油として広く使われています。石けんの材料としても需要があります。また、歯痛、腹痛などの痛み止めとして用いられるほか、栄養価が高く、アメリカ先住民は古くから食用としてきました。ヒマワリ油抽出のために、ロシア、中国、スペイン、メキシコなどで大規模な商業栽培が行われています。花・葉には、去痰・健胃作用もあります。
利用法
果実をフライパンで焦がさないように煎って、皮をむいて食べる。この皮をむいた種子をパンやクッキー、ケーキなどに焼き込むと、風味も食感もよい。グリーンサラダの上に散らすと、コクが加わって美味しくなります。
除染効果
ヒマワリにはカリウムなどと共に性質が類似するセシウムを吸収する性質を持つことから、原発事故などで放射能汚染された土地に植えたら除去できるという説が流布していますが、そのような効果は認められていません。農林水産省も「ヒマワリはセシウムの吸収率は低く、除染には極めて長い時間がかかるため実用的でない」としています。
ヒマワリの種の健康効果
- 血流を改善する…ヒマワリの種のもつ不飽和脂肪酸には、血中のコレステロールを減らす作用があり、一緒に含まれているビタミンEにも同様な孤島があるため、しなやかな欠陥を保つにはおすすめです。
- 髪や肌の健康を保つ…ヒマワリの種には鉄や亜鉛、銅などのミネラルを含み体の体調を整える働きをサポートします。また、リノール酸・ビタミンＥで老化防止。その他に葉酸も含まれているので、細胞の生まれ変わりを助け、成長を促進します。成長期の子供や妊娠中の方にもおすすめです。
コメント