ジャスミンについて

その甘く上品な芳香から「香りの女王」とも呼ばれています。花から抽出される精油は化粧品やアルコール飲料などの香りづけに利用されています。
中華料理でおなじみのジャスミン茶は、香りに気持ちをリラックスする効能があります。
エキゾチックな甘美な香りは、女性の強い味方になると言われています。

ジャスミン common white jasmine

分類:モクセイ科ソケイ属
英名:common white jasmine
和名:ソケイ、シロモッコウ
学名:jasminum officinale
原産地:インド・アフガニスタン・イランに自生
利用部位・収穫時期:開花直後の花を摘む
性質:半耐寒性 つる性低木

ジャスミンの開花は、まだ夜も開けない午前2時から始まる。ひんやりした闇の中に咲く可憐な白い花、実に神秘的です。
ジャスミンの原産は、エジプト、アラビア半島、インド。日本には江戸時代後期に渡来しました。7月頃の晴れた日に初咲きの花を収穫し、日干しして乾燥したものを利用します。
ジャスミンの香りを嗅ぐと、体をうごかしたり、緊張時のストレスや活動時に働く交感神経の活動が弱まり、リラックスや安静にしていることで、心拍数が低下します。ジャスミン茶を飲む時は、香りを十分に吸い込むと、精神安定によく効くでしょう。

利用法

工業的利用法としては、ジャスミン茶の製法が挙げられる。20~30cmの茶の上に同じ厚さの花の蕾をのせて、これを何層も重ねて上をシートで覆って香気を閉じ込め、10時間ほど置く、その後花を取り除き、再び新しい蕾をのせる。ジャスミン茶には、同量のマツリカの花を使う。
精油は、芳香浴・マッサージ・マンダリンやラベンダーとブレンドすると、妊娠線が目立たなくするマッサージオイルになる

精油

ムスク(じゃこう)にも似たエキゾチックで甘美な香りを持ち、「香りの女王」と呼ばれるにふさわしい精油です。ジャスミンの香りには崔淫効果があるとされ、インドやアラビアでは古くから媚薬として用いられていました。クレオパトラが愛した香りとしても知られています。香水に欠くことのできない原料です。1000kgの花から1kgぐらいしかとれないほど採油量が少なく、その上花の採取に手間がかかるため、非常に高価。熱で香りが壊れやすいため。溶剤抽出されます。また、ホルモンのバランスを調整して月経に伴うトラブルを緩和したり、さまざまな面で女性に役立つといえます。

主な成分

安息香酸ベンジン、酢酸ベンジル、酢酸フィチル、酢酸フェトリル、フィート―ル、イソフィトール、インドール、ジャスミンラクトン

主な作用

強壮、血圧低下、抗炎症、興奮、鎮痙、鎮静
月経痛をやわらげる

使用上の注意
妊娠中・授乳中の使用は控える
肌の弱い人は控えめに使用

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