ティーツリー同様、精油はアロマテラピーで良く使われています。有毒植物として40種以上が記録されている。
ユーカリノキ Tasmanian blue gum
分類 : フトモモ科・ユーカリノキ属
英名 : Tasmanian blue gum
和名 : ユーカリノキ
学名 : Eucalyptus globulus
原産地 : オーストラリア(主な生育地はタスマニアの南東部)
利用部位・収穫時期 : 必要に応じて葉や樹皮を収穫する。観賞用。葉から精油を採取。
性質 : 直立する半耐寒性・常緑高木・陽樹
適応性が広く生長が速いため、世界各地でもっとも植栽されている樹種のひとつです。日本には、明治10年頃、種子が導入されました。大正時代の中期ごろ、植えれば空気が綺麗になるなどの利点があるといわれ、「有加利」の当て字がが使われました。中国では乾燥葉を止瀉(ししゃ)、感冒などに用いています。本属は600種ほどあり、近縁種のレモンユーカリき主に香料として利用されています。
高さ50m以上になる。樹幹は平滑で灰青色をし、枝の多くは下垂する。花は単花序で白色、直径3~4cmで、6月頃から9月頃に花を咲かせます。
利用法
生長した葉数枚に熱湯を注いで、蒸気を吸入すると、風邪の症状をやわらげます。精油は、筋肉痛などのクリームや、風邪や気管支炎のシップ剤に配合されています。生の枝葉を輪にしてシンプルなリースを作ったり、乾燥葉をポプリにして楽しめます。
精油の利用について
コアラの主食として知られ、オーストラリアの森林の4分の3を占めるというユーカリの葉からとる精油です。ユーカリには約500種がありますが、そのうち精油として用いられるのは数種。最も一般的なグロブルス種、「ペパーミント・ユーカリ」とも呼ばれるディベス種、別名「ブルーマリー」とも呼ばれるポリブラクテア種、「レモン・ユーカリ」とも呼ばれるシトロネラ―ルを多く含んだシトリオドラ種、マイルドで刺激の少ないラジアタ種などです。それぞれの精油は微妙に特徴が異なりますが、いずれも強いカンファ―臭があり、抗菌、鎮痛、デオドラントに働くとされ、風邪、筋肉痛、花粉症、鼻炎などの悩みに役立ちます。
香りの特徴
ミント系の清涼感を持つ、しみとおるようなシャープでクリアな香り
心への働き
- イライラした気分をリフレッシュ
- 脳を刺激してクリアにし、集中力を高めます
体への働き
- 風邪や花粉症の症状をやわらげる
- 免疫力を高め、感染症を予防する
肌への働き
オイリーヘア、フケ症を改善
使用上の注意
- 妊娠中・授乳中の使用は控える
- 肌の弱い人は控えめに使用
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