レモンに似た強い香りのカフェライムリーフ

タイ・インドネシアなどでは極めてポピュラーなスパイスのひとつで、スープやカレー料理などの風味付けに、また鶏肉や魚の料理にも用いられています。

収穫されたカフェライムリーフ
カフェライムリーフの果実

カフェライムリーフ Kaffir lime leaf

分類 : ミカン科・ミカン属
英名 : Kaffir lime leaf
タイ名 : lme-krut
和名 : コブミカン
別名 : マックルー
学名 : Citrus hystrix
原産地 : 熱帯アジア
利用部位 : 葉・果実

東南アジア原産の、高さ3~5mに生長するミカン科の常緑樹で、葉、果実の両方をスパイスとして利用する。タイ・インドネシアなどでは極めてポピュラーなスパイスのひとつです。わが国では、タイ料理などに代表される。エスニック料理の普及とともに広く知られるようになってきました。マックルーというタイ語でも出回っています。
その葉は、2枚の葉が連なったようなユニークな形をしており、レモンに似た強い香りがあります。主にスープやカレー料理などの風味付けに、また鶏肉や魚の料理にも用いられています。
果実は、表面に凹凸があるこぶ状の堅い皮をもつ。和名のコブミカンはこの特徴に由来したものです。
果皮をすりおろすなどして、料理に柑橘の風味を加えます。

利用法

独特な風味を生かしてカレーやカープ、鳥、魚料理などに、そのまま煮込んだり刻んだりして用いることができます。また、果実は洗髪料などにも利用されています。

効能

他の柑橘系の果実と同様に肉などの臭み消し、殺菌、防腐作用があります。海外では民間薬として腹痛や虫下しなどにも効果があると言われています。

香り

ライムやレモンにも似た柑橘系のさわやかな香り。果実の皮にも同様の強い香りとわがかな苦味がある。
主成分は柑橘系でおなじみのシトラール。

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