イギリスではストローイングハーブ(床にまくハーブ)のひとつとして欠かせないものであった。メドゥスイート。

アスピリンの原料となるサリチル酸が初めて分離された植物として知られています。花が美しく丈夫なので観賞用として用いられています。

メドゥスイート

メドゥスイート meadowsweet

分類 : バラ科・シモツケソウ属
英名 : meadowsweet . Queen-of-the-meaddow
和名 : セイヨウナツユキソウ
学名 : Filipendule ulmaria
原産地 : ヨーロッパ、アジア西部、モンゴル
利用部位・収穫時期 : 開花期の地上部をティーに、花を薬用、食用。根を染色、観賞用
性質 : 耐寒性、多年草

花や茎葉、根茎に芳香があり、イギリスではストローイングハーブ(床にまくハーブ)のひとつとして欠かせないものであった。またビールの香りづけにも利用された。アスピリンの原料となるサリチル酸が初めて分離された植物として知られています。花が美しく丈夫なので観賞用にもされ、斑入り葉や八重咲の品種もあります。
高さ60~120cm。初夏から夏にかけて、香りのよい乳白色の小さな花を集散花序につける。

利用法

開花期の地上部を生または乾燥させてお茶に、サリチン酸の働きで胃酸過多、胸やけなどを改善するとされたり、関節炎の痛みを軽減する。花はジャムやデザートの香り付けなどに用いられる。
洗って刻んで乾燥させた根を草木染の染料にする。シルクが赤褐色から黒色に染まる。
黒色は、染色液の濃などの条件の違いや銅媒染で黒色になる場合がある。

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