マメ科の植物の果実を利用したスパイス、タマリンドウ

ほのかな甘味とフルーティーな酸味を兼ね備えた果肉は、クエン酸や果糖、ビタミン類を豊富に含み、疲労回復効果や整腸作用があるとされ、古くから民間薬としても利用されていたと言われています。

タマリンドウ

タマリンドウ Tamarind

分類 : マメ科・タマリンドウ属
英名 : Tamarind
和名 : タマリンドウ
別名 : チョウセンモダマ、インディアンデーツ
学名 : Tamarindus indica
原産地 : 熱帯アフリカ
利用部位 : 果肉を料理・薬用
性質 : 常緑高木

アフリカの熱帯地方が原産とされるタマリンドウ。マメ科の植物の果実を利用したスパイスで、特にインドや東南アジアで使われることが多いため、インディアンデーツとも呼ばれています。ほのかな甘味とフルーティーな酸味を兼ね備えた果肉は、クエン酸や果糖、ビタミン類を豊富に含み、疲労回復効果や整腸作用があるとされ、古くから民間薬としても利用されていたと言われています。
生食として食べる種類もありますが、果肉を熱湯で溶かし、ブロック状やペースト状にしたものをスパイスとして利用するのが一般的です。
料理の酸味付けやとろみ付けのほか、シロップや清涼飲料水などにも用いります。
日本での知名度は低いですが、さまざまな用途をもつスパイスです。
落花生のような形をした薄いさやに、ペースト状の果肉と種子が包まれています。果肉の味は甘酸っぱく、柔らかくねっとりとした食感が特徴です。

利用法

インドではカレーやシチュー、チャッネなどに使われています。また、タイではトムヤンクンに入れるほかエビなどの炒め物などにも使われています。ベトナムでは砂糖菓子や「ダー・メ」というジュースにするなど、様々な調理法があります。

タマリンドウの効果

  • 疲労回復
  • 腸内環境を整える
  • 新陳代謝を活発にする
  • 食欲抑制
  • メタボリックシンドロームの予防など

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