「ケシの実」として知られ、特にあんパンのトッピングや七味唐辛子の材料としておなじみのポピーシード。

その名の通りケシ(ポピー)種子を利用したスパイスです。ゴマより小さく直径1mmの種子は、プチプチとした食感が特徴で、加熱するとナッツのような香りを放つ。

ポピーシード

ポピーシート Poppy seed​

分類 : ケシ科・ケシ属
英名 : poppy seeds  , opium poppy
和名 : ケシの実
学名 : Papaver somniferum
原産地 : ヨーロッパ南東部、地中海沿岸一帯
利用部位 : 種子

日本では「ケシの実」として知られ、特にあんパンのトッピングや七味唐辛子の材料としておなじみのポピーシード。その名の通りケシ(ポピー)種子を利用したスパイスです。ゴマより小さく直径1mmの種子は、プチプチとした食感が特徴で、加熱するとナッツのような香りを放つ。産地によって2つの種類があり、アジア産の白いものは「ホワイト・ポピーシード」、ヨーロッパ産のブルーグレーのものは「ブルー・ポピーシード」と呼ばれています、風味には大差がありません。
未熟な果実を傷つけると乳液が出てきます、これを集めて乾燥させたものが麻薬の阿片(モルヒネ)になる。しかし、スパイスに用いる種子には麻薬成分は含まれていない。世界には200品種以上あるとされ、阿片を得るために紀元前から栽培されてきました。高さ50~150cmの1年草もしくは2年草で、観賞用としても歴史は古いようです。
日本では法律により一般には栽培が禁じられています。ケシの実(ポピーシード)は輸入品で、加熱して発芽しない状態にしてあります。

利用法

あんパン、クッキー、ケーキなどの菓子類、肉・魚料理、麺類のソースに練って用います。七味唐辛子にも含まれています。粉末にしたものをけーきやプリン、カレー粉などにも利用されています。

香り

50%に近い精油を含んでいるため、火を通すことにより香ばしいナッツの芳香が生まれます。たんぱく質の他、カルシウムなどミネラル類も豊富に含んでいます。

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