弥生時代の遺跡からエゴマの種子が出土している程の歴史がある

観はシソによく似ているが、茎葉がやや大きく、シソのような香気はありません。
別名のジュウネンは食べると十年長生きできると言われている所から名づけられたと言われているようです。

エゴマ

エゴマ Beefsteak plant

分類 : シソ科・シソ属
英名 : Beefsteak plant
和名 : エゴマ
別名 : ジュウネン、アブラシソ、アブラエ
漢名 : 荏(え)
学名 : Perilla frutescens
原産地 : インド高地から中国 中南部
利用部位・収穫時期 : 葉・果実を9~10月
性質 : 非耐寒性・一年草

弥生時代の遺跡からエゴマの種子が出土しているので、その頃から栽培されていたらしい。
草丈80cm前後、外観はシソによく似ているが、茎葉がやや大きく、シソのような香気はありません。
夏に葉脈および茎の頂部に総状花穂には白い小花を沢山咲かせます。種子はシソよりもやや大きく、直径2cmくらいです。
別名のジュウネンは食べると十年長生きできると言われている所から付いたようですね。
「延喜式」(えんぎしき)927年に東国から「荏油」が貢進された記録があるが、これはエゴマの種子をしぼった油の事で、昔は和紙にこの油を塗って、雨傘、雨合羽にも使ったが、時代の変化で灯火もシソ油、ナタネ油と効率のよいものに変わられて栽培する事なくなり、雑草化してしまった。
それが今また、健康に欠かせないオメガ3脂肪酸が豊富なオイルとして、スーパーフードと呼ばれ注目されています。

利用法

食用としては、果実は手でしごいてとり、生の実を醤油で佃煮したり、衣をつけてかき揚げにしする。
朝鮮料理では、よく使われています。
薬用としては、秋に葉を摘み取り。いんきん・たむしに生の葉の青汁をしぼり、直接患部に塗る。
エゴマ油(スーパーフード)としての説明は、長くなりそうなので別の記事にしたいと思います。

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