園芸療法におけるハーブの役割

学問としての園芸療法をアメリカが先進的であり
実際に園芸を行う事で体や心のケアを進めているのがイギリスだと言われています。そして、ハンディキャップがある方用の園芸道具も開発されているようです。
ハーブには芳香があるのを香りをかいだ時に脳に直接的な作用があると言われています。

園芸療法におけるハーブの役割

園芸療法のプログラムの中で、ハーブは独特の要素を持っています。とくに嗅覚が人の感情や情緒と深く関わり、ひいては身体面の改善にもつながりますので、園芸療法の効果をさらに高めることになるでしょう。
ハーブの芳香作用を利用するには、患者の症状に合わせてハーブを選択する必要が生じます。さまざまな香りを嗅ぎ比べることで集中力を養います。特に視覚障害者にとっては、園芸の楽しみを広げればかりか、庭園の標識としての利用法もあり、目印が必要なポイントに特徴のある香りのハーブを植えるのも一つの方法です。

 精神面の改善   

自然と触れ合い、ハーブの芳香成分の働きが心を落ち着かせ穏やかにします。生きるものである植物を扱うことは、集中力や忍耐力を養います。ハーブの成長や収穫物の利用によって、創造性を身につける事ができます。

 知能面の改善     

嗅覚を刺激して知能の発達を促進するローズマリー・バジル・ミントなどは脳の働きを活性化するといわれています。さらに収穫したハーブを利用するフートワークの制作を通じて創造力を養い、生活の知恵を学ぶことができます。

 肉体面の改善     

ハーブは成長が早いので、挿し木、葉挿し、鉢植え、剪定や収穫、乾燥や加工など、多くの作業が発生します。年間を通してのコンスタントなプログラムを組むことができます。種蒔きでは障害の程度に応じた大きさの種子を与えれば、指先の訓練にもなり、アートワークでは、器用さも養えます。

 社会面での改善     

収穫したハーブを使って、製品に加工をする際の共同作業は、協調性、主体性、自立心、他人や自己にたいする評価など、様々な社会性を養うことになります。収穫祭や作品展、手作り製品の販売をとおして、施設近隣の住民と触れ合う機会を得られます。活動の成果にたいする評価は自信にもつながり、自己の存在価値を認識することになります。ハーブの利用は、園芸のオフシーズンでも可能です。年間を通じてのイベントを組むことができますので、それに応じた栽培、収穫計画を立てるなどの作業からの計画性も養われます。高齢者も、経験を生かした軽作業によって成果が得られ、バザーなどで得た収益は、施設の運営に貢献できます。その成果が、また社会に貢献できるという自信回復につながります。

ハーブ栽培での注意点

 有毒な植物に注意  

ハーブのなかには毒性の強いものもありますので注意が必要です。障害者が誤って口に入れる場合を想定して選択してください。染色用のハーブなどは特に注意してください。毒草としては、フォックスグローブ(ジキタリス)、刺激の強いワームウッド、タンジ―などは避けましょう。匂いに異臭のあるルーなども不適なハーブの一つです。  

 蜂や虫がつきやすいもの  

視覚障害者には、蜂がよりやすいハーブは不適です。蜜源植物として知られるレモンバーム、アニス、ヒソップなどは除外したほうがいいでしょう。 

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