ワームウッド(ニガヨモギ)について

ワームウッドと言われて、メジャーなハーブでは無いので知らない人も多いと思います。
しかし、虫よけ・防虫剤に利用できる。私たちの生活に役に立つ植物なのです。
ヨモギに似た草姿で初夏から夏に小さな黄色い花がつきます。
害虫駆除の効果が期待できる植物なので、薬品を使いたくない時に一緒に植えて置いて、刈り取ったワームウッドで作ったサシェが防虫剤に・・・

ワームウッド wormwood

分類:キク科ヨモギ属 多年草
英名:wormwood
和名:ニガヨモギ
別名:アブシント、アルセム
原産地:ユーラシア、アフリカ北部
利用部位・収穫時期:花穂がついたら全草を刈り取る。茎葉を乾燥させて虫よけサシェに
性質:耐寒性 ・多年草

この植物の苦みは、エデンの園から追放されたヘビの這った後から生じた草という伝説に由来して
いるといわれています。
この草はシェクスピアのハムレットにも登場します。
日本には、明治初期に渡来して以来、乾燥葉が駆虫薬などに利用されている。
他の植物のそばに植えたり、刈り取った茎葉を敷き草にしたり、すき込んだりすることで、害虫を忌避する効果が期待できます。
衣類の防虫剤としても使用されています。

ワームウッドの仲間

  • ローマンワームウッド・・・ワームウッドより小型。銀白色の葉がグランドカバーに向く
  • シルバーキングワームウッド・・・葉は柳のような形をしている。銀色が美しい。
  • ツリーワームウッド・・・半耐寒性で葉色が美しいため、ヨーロッパではよく花壇に植えられている。
  • サザンウッド・・・茎と葉はレモンの芳香があり、ポプリや虫よけサシェに用いられる。
  • ミブヨモギ・・・1929年に輸入され、京都の壬生で栽培されたことにちなんで
  • マグワート・・・ヨーロッパでは若い枝葉を肉料理の薬味に利用する。中国では薬用にされている

コメント

タイトルとURLをコピーしました