シソについて

シソは緑色が青じそ・紫色赤じそと呼ばれサラダや刺身のツマなどに利用されています。古くから栽培され、利用されてきました。老化防止の抗酸化作用の強いハーブとして有名です。

青じそ
赤じそ

シソ Perilla

分類:シソ科・シソ属
英名:perilla
和名:シソ
学名:Perilla frtescens var.crispr
原産地:中国南西部およびその周辺
利用部位:葉、花穂、実をそれぞれ食用・全草を薬用
性質:非耐寒性・1年草

高さ30~50cmになる。葉は卵円形で、縁が深い鋸歯状になっている。初秋の茎の先に長さ10cm程の花穂を伸ばす。赤じそはアントシアニンの色素を含み、花も赤紫。青じそは葉は緑色で、花は白色です。
中国では古代から栽培され、食用または薬用として利用されてきた。日本に伝わってきたのも古く、すでに「本草和名」(918年頃)にイヌエの名で記載されている。ほかの緑黄色野菜に比べて、β-カロテンの含有量がとても多く、老化防止となる抗酸化作用が高い食材です。

シソ特有の香りはベリラアルデヒド、リモネン、などによるもので、この香りが気の巡りをよくし、イライラやストレスによる食欲不振、胃の不快感、のどのつかえなどを改善してくれます。
体の冷えを取り、温めてくれる効果もあるので、風邪のひき始めの悪寒なども改善。解毒作用もあるため、魚介類などと一緒に食べることで食中毒予防に効果的です。
この効果を利用して日本では、刺身のつまにも利用されています

利用法

千切りにして料理の彩に加えるのはもちろん、刻んだ葉を煮出してお茶にすれば、香りも広がりイライラなども抑えられ、食用には青じそと赤じそがありますが、生薬では赤じそを利用します。

発芽後間もない苗は刺身のつまやお吸い物、成長した葉は薬味や天ぷら、穂は刺身のつま、実は漬け物というように使い分けられています。

効能

体を温め、感冒の初期症状の緩和に効果的。肺の働きをよくし、花粉症などアレルギーの緩和にも効果的です。
シソの実は薬味としても利用されますが、薬膳効果は咳によいとされています。

冷凍保存も可能で常備菜として便利

シソは一度に全部使わずに残ったら、水気を含んだキッチンペーパーで包んでから、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。冷凍庫保存も可能です。
細かく刻んで冷凍庫に常備しておけば、薬味として、料理の彩が足りない時などにいつでも利用できるので便利です。

赤シソジュースの作り方(穀物酢で作る方法)…他にクエン酸を使って作る方法もあります。

  1. 赤じそを良く洗い、水気を切る
  2. 沸騰した湯に入れ、中火で5分煮る
  3. 赤じそが、緑色になる
  4. 煮汁を濾す
  5. 火にかけて、砂糖を加える
  6. お酢を加え、保存ビンで保存
赤じそで作ったシソジュース

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