華麗な花が1日しか咲かない。ディリリー 

アジアの温帯に約10種類あり、アメリカで観賞用に品種改良が進み、多数の園芸品種が作り出された。

ディリリー day lily

分類 : ユリ科・キスゲ属
英名 : day lily
和名 : キスゲ
別名 : ワスレグサ
学名 : Hemerocallis cvs.
原産地 : アジア東部
利用部位・収穫時期 : 初夏に蕾、花を摘み取る
性質 : 耐寒性・多年草

アジアの温帯に約10種類あり、アメリカで観賞用に品種改良が進み、多数の園芸品種が作り出された。
属名Hemerocallis(ヘメロカリス)はギリシャ語の「一日」と「美しい」の合成語で、華麗な花が1日しか咲かないことによります。英名も同じく「1日ユリ」です。アジア原産ですが、ヨーロッパや北米で観賞用に人気が高いようです。昼咲き、夜咲き、昼夜咲きがあり、ノカンゾウやニッコウキスゲなども同じ仲間です。

日本に自生する同種のヤブカンゾウ(H fulva var. kwanso)

若葉は、美味しく憂いを忘れるといわれ、忘憂の名があるそうです。

利用法

花びらと蕾は天ぷらやゆでて酢の物などで食べる。同属のヤブカンゾウやノカンゾウの蕾を蒸して乾燥させたものは中華料理の金針葉で、鉄分を多く含んでいるため貧血予防によいとされています。
ヤブカンゾウ・ノカンゾウと「萱草(かんぞう)」の名ですが、漢方薬で有名な「甘草カンゾウ」はマメ科でまったく別種です。

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