ネトルについて

ネトルは和名はセイヨウイラクサといい、日本に分布するイラクサとは別種。多年草で、全体に刺毛があるため、触れると腫れます。北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、オーストラリアと広く分布し、ヨーロッパでは古くから解毒作用のあるハーブとして親しまれてきました。
ミネラル豊富でアレルギー予防にも効果的。

ネトル

ネトル Nettle

分類:イラクサ科・イラクサ属
英名:stinging nettle
和名:セイヨウイラクサ
学名:Urtica dioica
原産地:北アメリカ、ヨーロッパ
利用部位・収穫時期:夏から秋にかけて全草を、葉
性質:耐寒性・多年草

高さは50~100㎝。雄雌異株体で刺毛がある。
葉は、対をなして茎から生えている、葉は鋸歯状で細長い形をしている。花は小さく緑色。
ネトルの栄養素はビタミンA、Cなどのビタミン類のほか、ミネラル類が豊富なため、貧血の改善も期待ができます。また炎症を静めるため、喘息、じんましん、副鼻香炎など、アトピーや花粉症をはじめとするアレルギー予防にも。ほかに利尿作用や、むくみの改善、関節炎の予防、リウマチや痛風にも効果的です。
基本的にヨーロッパでは古代ギリシャの時から多くのハーブが親しまれていますが、このネトルはその中でも薬草として効能が高いことで知られています、ネトルはホルモンの分泌に影響があり、前立腺肥大症の改善に効果が高いとされています。また、子宮を収縮させることから、妊娠中や授乳中の摂取は控えましょう。

利用法

ビタミンAやCを含む栄養価の高いハーブで、花粉症などのアレルギー予防に効果的です。ほかにも、貧血予防などにも用いられます。調理法は、ほうれん草のように、茹でで和え物や炒め物、スープやシチューに入れたり、乾燥させ粉末にして様々な料理に混ぜたりして使う事ができます。
湯がいたり、乾燥させたりする事で、刺毛の刺激性が無くなります。

奈良公園のイラクサ

シカの食害を防ぐために自身が「毒をもつトゲ」を多く持つように進化したという。研究結果もまとめられています。

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