丸みを帯びた葉がレース状に茂り「優雅なハーブ」と呼ばれているルー

ミカン科はラテン語でRutaceaeといい、ヘンルーダ属(Ruta)が科を代表する属になったため、かつては日本語でも「ヘンルーダ科」と呼ばれていましたが、日本人にとってはみかんの方が身近な植物なので、1960年代半ばから、ミカン科と呼ぶようになりました。

 ルー common rue

分類:ミカン科・ヘンルーダ属
英名:common rue .garden rue
和名:ヘンルーダ
学名:Ruta gravenlens
原産地:ヨーロッパ南部
利用部位・収穫時期:開花期に切り花として、葉を薬用に
性質:半耐寒性・好日性・常緑低木

独特の香りの成分を全草に含み、薬効が高く、昔から多くの病気治療に用いられてきた。調味料、香料にも使われたが、最近ではその利用は少ない。
地中海沿岸地方の原産で、高さ60cm~90㎝位。サンショウを少し甘くしたような香りがする。丸みを帯びた葉がレース状に茂り「優雅なハーブ」と呼ばれるが、花は初夏から夏に咲きあまり観賞的ではない。
日本には、江戸時代に渡来し、葉に含まれるシネオールという精油成分が、通経済・鎮經剤・駆虫剤などに利用されていました。

利用法

現在では一般的に食用には使用されない。ただしイタリアのグラッパの香りづけに使われています。
枝の切り口から出る汁液が付くと、うるしのようにかぶれる事があるので切り取る時には、手袋をした方が良いでしょう。
本のしおりに使うと、本の虫食いを防ぐと言われいます。

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