古くから栽培されていたハーブで、日本には明治初期に伝わってきていたのですが、その時にはあまり普及することは無かったようですが、最近ルバーブジャムなどの商品も販売されるようになり認知されるようになったようですね。
ルバーブ rhubarb
分類:タデ科・カラダイオウ属
英名:rhubarb
和名:ショクヨウダイオウ
別名:マルバダイオウ
学名:Rheum rhabarbarum
原産地:シベリア南部
利用部位・収穫時期:成長した葉の葉柄部を食用
性質:耐寒性・多年草
古くからギリシア・ローマで栽培されていた。イギリスには16世紀に伝わり、19世紀に普及。日本には明治時代初期に導入されたが、ほとんど普及せずに近年ようやく注目されるようになった。葉柄は独特の香りと酸味があり、ジャムや煮物にする。葉柄の赤みの具合は品種によって異なる。
欧米では軟化栽培によって、シュウ酸を少なくして食べている。
種子も大きく、発芽率も強く、約1週間で双葉が現れます。翌年の夏には高さ2m位、株の径も1mを越します。この年の春の花穂は切り取り、しっかりとした株に育てて、初夏以降に外側の葉柄から収穫していきます。
冬越しは土寄せとかるいマルチで十分。
利用法
ジャムは、葉柄を刻み、同僚程度の砂糖をまぶして弱火で煮て、レモン汁を加えて作る。パンやタルトの中身にも合う。整腸・利尿作用があるとされる。
葉はシュウ酸を多く含むので、食用にしてはならない。
※ルバーブジャムレシピ
ルバーブ 200g
砂糖 160~200g
レモン汁 大さじ1
生姜 少々
- 洗ったルバーブの茎を。1cmくらいにざくざく切る。
- 鍋にルバーブと砂糖、レモン汁を入れる。
- 水を加えずに中火で8~10分位煮て、出来上がり。
- ルバーブ特有の香りを弱めたければ、ショウガを少々加えて加熱し、出来たら引き揚げます。
ルバーブのジャムは、パンやアイスクリーム、ヨーグルトに混ぜるだけで無く、ハムや肉類にソースとして少し使うと、肉の臭みと脂っこさを、甘酸っぱいジャムが消してくれます。
もうひとつ、適当に切ったパイ生地にのせて、好みのグラニュー糖をふりかけて焼き上げるだけの手軽に作れる。ルバーブのパイも美味しいです。
しかし、ルバーブには緩下作用(大腸を緩やかに刺激するので便秘に有効)があるので、美味しいからと言って食べすぎないでください。
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