コルツフットについて

名のフキタンポポの由来は、頭花ががタンポポに、花後の生じる葉がフキに似ていることにちなんでいます。
イギリスでは、雑草として街角などで見られます。
古くから重要な薬用ハーブとして用いられてきました。気管支炎、咳、去痰、外用としては、腫物、おできなどに使用されています。

コルツフット coltsfoot

分類:キク科・フキタンポポ属
英名:coltsfoot
和名:カントウ、フキタンポポ
学名:Tussilago farfara
原産地:ヨーロッパ、アジア西部・北部、アフリカ北部
利用部位・収穫時期:頭花は地表に出る前の蕾を掘り取り、葉は随時収穫
性質:耐寒性・多年草

蕾の状態の頭花は生薬名を款冬花(カントウカ)と称し、苦み配糖体、ルチン、粘膜質、タンニンなどを含み、葉は款冬葉と称し、有機酸、フィトステロール、サポニンなどを含み、いずれも鎮咳、去痰薬として利用される。イギリスでは、雑草として街角などで見られます。
和名のフキタンポポの由来は、頭花ががタンポポに、花後の生じる葉がフキに似ていることにちなんでいます。
草丈10~50cm。根茎はほふく性で、3月~5月頃にうろこ状の茎の頂部に直径2~3cmの黄色い頭花を咲かせる。葉は円状心臓形で、波状粗鋸歯縁。

利用法

古くから重要な薬用ハーブとして用いられてきました。気管支炎、咳、去痰、外用としては、腫物、おできなどに使用されています。しかし近縁種のキオン属同様に、有毒なアルカロイドを若干含むため、ドイツでは発売禁止となった。早春の葉に先んじて咲くタンポポのような花を庭花として楽しむのが安心です。一方で、ドイツとオーストリアでは、アルカロイドを含まない品種が開発されています。最近は、アルカロイドを含まない品種もかなり出回ってきたようですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました