「万葉集」の昔から親しまれ「ウケラ」の名で詠われています。根茎を乾かしたものを白朮(びゃくじゅつ)といい、健胃薬や利尿剤などに用いられてます。
オケラ
分類キク科・オケラ属
和名:オケラ
学名:Atractylodes japonica
原産地:日本・朝鮮半島・中国北部
利用部位・収穫時期:根茎は薬用、若芽は食用、花は茶花やドライフラワー
性質:耐寒性・好日性・雄雌異株・多年草
「万葉集」の昔から親しまれ「ウケラ」の名で詠われています。根茎には邪気を払う力があるとされ、大晦日に京都の八坂神社で行われる白朮(オケラ)参りの行事やお正月のお屠蘇散に配合されているので有名です。根茎を乾かしたものを白朮(びゃくじゅつ)といい、健胃薬や利尿剤などに用いられてます。
江戸時代に中国から渡来したホソバオケラや近縁のオオバナオケラも漢方で利用されています。
日当たりのよい林野や草地の乾燥した場所などに、自生したものが見られる。
利用法
根茎を乾燥させたものは、芳香性健胃薬として苓桂朮甘湯などに配合される。民間では、火にくべていぶし、衣類の虫除けに用いたり、真夏の夜にたいて蚊よけにもされる。若菜は天ぷらが美味しい。
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