古くから親しまれた雑草である。チガヤ 

チガヤは非常によく繁殖し「世界最強の雑草」「最強の侵略者」という称号があります。
世界の侵略的外来種ワースト100に選定されています。

チガヤ chigaya

分類  : イネ科・チガヤ属
英名  : chigaya
和名  : チガヤ
別名  : チ・カヤ・チバナ
学名  : Imperata cylindrica subsp koenigii
原産地  : アジア
利用部位  : 花・根茎は薬用、葉が赤くなるベニチガヤは観賞用
性質  : 非耐寒性・好日性・多年草

高さ30~80cm。日当たりが良い河原や海岸沿いの草地などに群生する。茎の節に毛があり、4~6月に穂状の花を咲かせる。地下の細長い根茎が読みに這う。葉鞘内にある若い穂はツブナと呼ばれ、甘みがあり食用になる。
古くから親しまれた雑草。日本以外の地域でも、熱帯から亜熱帯にかけて、雨季と乾季がはっきりした地域では、チガヤは非常によく繁殖し「世界最強の雑草」「最強の侵略者」という称号があります。
世界の侵略的外来種ワースト100に選定されています。
日本では、時々見かけますが…ススキなどが侵入すると背の高さで劣るため次第に姿を消していきます。
童謡「背くらべ」の「ちまき」は本来「茅巻き」でした。また、「茅の輪くぐり」もこの草からきています。

利用法

ツバナ(茅花)は若い花穂には甘味があり、子供たちが鞘から引き抜き食べて遊んでいたとか。
秋に掘り採った根茎を陰干ししたものが生薬「茅根(ボウコン)」または「白茅根(ハクボウコン)」で、煎じたものに顕著な利尿消炎作用があるとされています。
若い花穂は食べられますが、それ以外は食べられません。
チガヤの地上部を刈り取って、その葉を敷き詰めると、雑草の発生を抑えられることも出来ます。






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