花には甘い香りがあり、フランスではこの花を採取し精油を抽出しています。花精油の中でも、高級化粧品として人気が高い。
エニシダ common broom
分類 : マメ科・エニシダ属
英名 : common broom . Scotch broom
仏名 : gene’t
和名 : ニオイエニシダ
学名 : Cytisus scoparius
原産地 : ヨーロッパ~シベリア南西部
利用部位・収穫時期 : 枝を刈り取り、クラフト用に、花を切り花や精油に
性質 : 耐寒性・好日性・常緑低木
花には甘い香りがあり、フランスではこの花を採取し精油を抽出しています。花精油の中でも、高級化粧品として人気が高い。開花は5~6月頃。日本には江戸時代の初めに、中国を経て渡来しました。湘南地方など海岸沿いの温暖な砂地の庭木や公園用樹として植えられている。
若枝や葉にはスパルティンが含まれ、麻薬作用があるので利用してはいけない。
全草にソロタムニン、ゲニスティン、スコバリンなどのアルカロイドを含み有毒植物。
花はかすかに芳香がし、黄色い蝶が群がっているように咲く。枝が古くなると垂れさがってくる。
種は成熟すると激しく爆発し遠くに種を飛ばす。時には15m程飛んでいくこともあるとか。
利用法
西洋ではしなやかな枝を束ねて、箒(ほうき)を作ったり籠を編んだりする。魔女がまたがって空を飛ぶホウキもエニシダの枝で出来ているという。
花は切り花として楽しめます。
コメント