体のむくみを解消する効果があるいうので、ダイエットの目的で使われることもある。メリロート 

メリロートの歴史は古く、薬として頭痛や消化不良の改善、体のむくみ解消などに利用されてきました。
乾燥させると刈りたての牧草のような甘い​クマリン​の香り放ち、ポプリに合う。

メリロート

メリロート yellow sweet clover

分類 : マメ科・シナガワハギ属
英名 : yellow sweet clover / field melilot
和名 : シナガワハギ/セイヨウエビラハギ
別名 : スイートクローバー
学名 : Mellilotus officinalis
原産地 : ユーラシア
利用部位・収穫時期 : 開花期の全草を香料に、葉は薬用
性質 : 耐寒性・2年草

ヨーロッパからアジアにかけてユーラシア大陸に広く分布している。日本には帰化したものと考えられています。和名のシナガワハギ(品川萩)は、東京の品川で初めて発見されたことにちなんだもの。
開花期に収穫し乾燥されたものには甘い香りがあり、タバコの香りづけに用いられる。
茎は直立して、高さ20~150cmになり、よく枝分かれする。花期は6月~9月と長い。メリロートの歴史は古く、薬として頭痛や消化不良の改善、体のむくみ解消などに利用されてきました。
日本においては、体のむくみを解消する効果があるいうので、ダイエットの目的で愛用されてる人が増えています。

利用法

乾燥させると刈りたての牧草のような甘い​クマリン​の香り放ち、ポプリに合う。葉と種子は、グリェィエールチーズに香味をつける。葉は薬用にされる。
​クマリンとは、抗酸化部室のポリフェノールに分類される香りの成分です。植物界に広く存在し、セリ科・ミカン科・マメ科などの植物に多く膨れています。抗菌作用、抗血液凝固作用、むくみ防止作用などがあります。
メリロートに含まれるクマリンは、ヨーロッパでは、主に消炎作用医薬品として使用されています。日本でも痔の薬として販売されています。また、日本では医薬品だけでなく、むくみやセルライトなどの解消効果があるとして、ダイエット用サプリメントとしても販売されています。

注意点

クマリンは肝毒性を持つため、長期過剰摂取した場合、肝機能を弱める事があります。
EUでは医薬品としてクマリンの摂取量が体重1kg当たり0.1mgと規定しています。
日本においても厚生労働省では最大1日4mgと定めていますが、サプリメントにはこの規定がありません。また、クマリンは抗血栓薬の作用を強めてしまう恐れがあるため、注意が必要です。

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