レディースマントルについて

このハーブは名前の通り女性の不調に効果が期待できるハーブとされ、アラブでは「女性の美と若さを保てるハーブ」と呼ばれています。日陰や半日陰などやロックガーデンの栽培に適している植物です。

レディースマントル

レディースマントル lad’s mantle

分類:バラ科・ハゴロモグサ属
英名:lad’s mantle
和名:ハゴロモグサ
学名:Alchemilla mollis
原産地:ヨーロッパ東部~小アジア
利用部位・収穫時期:大きな葉を必要に応じて収穫する。
      花の咲いている時期(6月頃)がもっともよい
性質:耐寒性、やや暑さに弱い・耐霜性・多年草。

属名のAlchemilla(アルケミラ)はアラビア語の錬金術に由来し、この植物にたまる水滴に錬金術のような万能の力があると考えられた。
また、英名の由来は女性疾患に使われたことと、葉の形が聖母マリアのマントに似ている事による。文献によってはレディースマントルにA vulgarisを当てているが、この学名で示される植物は本種(A mollis)を含め複数存在する。
アラブ諸国では、女性の美と若さを保つハーブとも言われているようです。
近縁種のアルバインレディースマントルはより薬効成分が強い。日本に自生してるハゴロモグサ(Alchemilla japonica)北海道夕張岳、本州の南北アルプスの高山帯の草原にみられる。この種に近いものはヨーロッパに多い。環境庁のレッドリスト「絶滅の危険が増大してい種」である。絶滅危惧Ⅱ類に登録されている。
本属の高さは40~50cm。葉柄の長い根出葉は心臓形で浅裂し、密に柔毛が生えている。6月頃、長い花茎を上げ、黄緑色の小花が多数ついて美しい。

利用法

開花の葉を乾燥させてティーにする。収斂・抗炎症作用があるので、のどの痛みや口内の炎症にはティーでうがいをしたり、脂性肌はティーで洗ったりするとよい。
妊娠中には使用しない。
☆月経過多・月経痛・月経不順・更年期障害・胃炎・腸炎などには乾燥させた葉5gに、熱湯カップ1をそそぎ、10分位蒸らしたティーを
☆口内のたたれ・咽頭炎・のどの痛みなどには、乾燥葉10~15gを、水600mlで煎じ、冷ました液でうがいする 。

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