ダンディライオン&オオバコ

共に春先に道端で見かける植物です。
タンポポやオオバコは雑草として迷惑がられる事が多い感じですが、立派なハーブです。
高校の時に部活動でタンポポの根を掘り、タンポポコーヒーを作った思い出があります。

ダンディライオン danaelion

分類:キク科たんぽぽ属
英名: dandelion
和名:セイヨウタンポポ 別名:ダンディライオン
学名:Taraxacum officinale
原産地:ヨーロッパ
利用部位・収穫時期:大きく柔らかい葉を随時根元から切る。根は2年以上たったものを秋に掘りあげる
性質:耐寒性、好日性 多年草

英名のダンディライオンとは、フランス語のダンドゥリオンに由来し、葉の形がライオンの歯に似ているところからこの名前に。ビタミンや鉄分など多く含み、薬効が高いことで知られ、昔から広く利用されてきた。葉は古くから強壮剤として食用されてきた。

利用法

葉と根には利尿作用があり、乾燥されてティーなどにする。
葉には排尿によって失われがちなカリウムが含まれているのも、一般的な利尿剤とは異なる長所である。
タンポポコーヒー・タンポポ茶、タンポポの葉をサラダなどに
タンポポコーヒー・タンポポ茶は、ノーカフェインで母乳の出をよくする働きがあると言われて商品化もされています。
※キク科のアレルギーがある人は注意が必要です。

セイヨウタンポポと日本タンポポの見分け方

花の下のガクが反り返り下を向いているのが・・・セイヨウタンポポ
反対にガクがぴったりくっついて上を向いているのが、日本タンポポです。
以前、日本タンポポを探して見ましたが、普通に道端に咲いていたタンポポはほとんど外来種のセイヨウタンポポでした。しかし、時たま日本タンポポも見ることが出来ました。
白い花のたんぽぽは、しろばなたんぽぽと言って日本在来の物です。

道端でよく見かける植物で雑草扱いされているハーブをもうひとつ紹介します。
タンポポは黄色いお花や白い綿毛など子供の頃摘んだ遊んだりした人も多と思いますが、同じようにオオバコの茎を摘んで友達と茎どおしを絡めて引っ張り合って遊んだ経験はありません。

オオバコ Asiatic plantain

分類:オオバコ科オオバコ属
英名:Asiatic plantain common plantain
和名:オオバコ
学名:Plantago asiatica
原産地:東南アジア~シベリア東部
利用部位・収穫時期:葉、種子を薬用。若菜を食用
性質:耐寒性 多年草

粘液などにキシロース、アラビノース、ガラクトースなどを含み、薬用に用いられる。漢方では、開花期の全草を乾燥させたものを車前草(しゃぜんそう)、種子を乾燥させたものを車前子(しゃぜんし)といい、咳止めなどの民間薬として知られている。人里植物のひとつ。大きな葉を持つことから和名はオオバコ(大葉子)と名付けられた。

利用法

利尿・消炎作用があり、漢方では、全草を乾燥させたものを薬用にする。民間療法では、腫れ物に水洗いした生の葉を火であぶり柔らかくしたものを患部に貼る。乾燥種子の粉末は緩下剤にされる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました