にんにくの独特の香気は、香味野菜やスパイスとして各国の料理に利用されています。
また、食用とするだけでなく魔除けとしても用いられてきました。ヨーロッパでドラキュラがにんにくを嫌う話しは有名ですね。
ガーリック garlic
分類:ユリ科・ネギ属
英名:garlic
和名:ニンニク
学名:Allium sativum
原産地:中央アジア
利用部位・収穫時期:鱗茎、若い葉、若い花茎を食用・薬用。
鱗茎は5月頃掘りあげる。
性質:耐寒性・好日性・多年草
栽培の歴史は古く、エジプトではすでに王朝時代以前から知られ、古代ギリシア・ローマでも良く食べられていた。世界最古のスパイスのひとつである。
当初は薬用が主で、エジプトではビラミット建設に従事した人々の強壮薬として用いられていたと伝えられている。ツタンカーメンの墓の中からは数個のガーリックが発見されている。
中国でも熱病治療などに利用されてきたが、ガーリックは精力がつきすぎて心を乱すといわれ、仏教の世界では忌避された。
この習慣は、仏教とともに日本にも伝えられ、由緒ある寺の山門でまれに見かける「不許葷酒入山門」の葷とはガーリックの仲間を指している。
このような影響もあってか、日本で利用されるようになったのは、西洋料理や中華料理が一般的に知られるようになった戦後のことです。
ガーリックの話し
中世ヨーロッパでペストなどの伝染病が流行った時に、ガリックを食べて病気を防ぐ会なるものがあり…
その会のメンバーは、大量のガーリックを食べ・身体重に巻き付け~それはすごい匂いをさせていたらしい。
結果的には、会の人達は病気にならなかったけど、ガーリックの成分によるものか?
すごい匂いに人々が近寄らなかった為かは謎と言う事です。
利用法
塩・ペッパーに次ぐ第3の調味料と言われているとおり、ほとんどの食材と相性が良く、世界中のあらゆる料理に使われている。
効能
肉や魚の臭み消し、食欲増進、強力な殺菌、防腐作用がある。また、風邪、咳止め、健胃、整腸、血液中のコレステロールなどを減少させるので高血圧、動脈硬化にも効果あり。
※食べ過ぎると殺菌効果が強すぎて、腸内にいる善玉菌も殺菌してしまう事により、腸内環境を乱してしまう事もあります。
香り
香味の主成分は無償無刺激のアイリン。この物質が加水分解されアリシンに変化し、旨味が生まれる。さらに酸化されてアリサイアミンに変わり、これが強烈な香りのもとになっている。
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