ヒマワリのような花で香りが木香に似ている。エリキャンペーンについて

学名のInulaは、この植物から初めて植物繊維のイヌリンが発見されたことによる。イヌリンは腸内で初めて分解され、フラクトオリゴ糖になります。
イヌリンは糖質であるのでダイエット食品などに使用されています。

エリキャンペーンの花

エリキャンペーン elecampane

分類 : キク科・オグルマ属
英名 : elcampane
和名 : オオグルマ
別名 : イエロースターワート、ワイルドサンフラワー
学名 : Inula hekrium(イヌラ ヘラニウム)
原産地 : ヨーロッパ~アジア北部
利用部位・収穫時期 : 2年以上育った根を秋に堀上げ、薬用に
性質 :耐寒性・多年草

古代ギリシャ・ローマ時代や中世ヨーロッパでは呼吸器系や心臓病の薬として利用されてきました。日本への渡来は江戸時代と言われています。根は生薬名を土木香といい、名称はその香りが木香に似ていることに由来しています。
黄色い花で丸い形をしている姿はヒマワリの花のようなイメージです。草丈2mにもなるため、大きなヒマワリという感じです。
学名のInulaは、この植物から初めて植物繊維のイヌリンが発見されたことによる。
イヌリンとは、キクイモやごぼう、にらなどに多く含まれる多糖体の一種です。イヌリンは糖の吸収を抑制し血糖値の上昇を抑える働きがあります。糖尿病予防に効果的だと言われています。また、善玉菌を増やし、老廃物の排出を促すため、腸内環境を整える効果を持っています。イヌリンは腸内で初めて分解され、フラクトオリゴ糖になります。
イヌリンは糖質であるのでダイエット食品などに使用されています。

利用法

根は中世以降何百年にわたり咳や気管支炎、消化不良などの薬に用いられてきました。現在でも呼吸器系の症状を緩和するとして利用されています。
花はドライフラワーやポプリに最適。

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