フラックスよりも亜麻仁油が採れるハーブの方が分かりやすいハーブ

キリストの遺体を包んだ布(アマ布)は、この茎からとった繊維で作られていました。日本には、17世紀に中国を経て渡来しました。亜麻仁油を採るために栽培されました。

フラックスの花

フラックス flax

分類 : アマ科・アマ属
英名 : flax .linseeed
和名 : アマ
原産地 : 中央アジアといわれていますが、明らかではありません
利用部位・収穫時期 : 種子を工場用、薬用
性質 : 耐寒性1年草

古代エジプト時代から栽培されてきました。5千年の栽培の歴史があり、キリストの遺体を包んだ布(アマ布)は、この茎からとった繊維で作られていました。日本には、17世紀に中国を経て渡来しました。亜麻仁油を採るために栽培されました。また、茎の繊維は張力で、耐久性に優れ高級織物に利用されています。この繊維を採る目的で明治初期に導入されました。
草丈は、60~120cmになり、葉も細く、長さ2~3cmで互生す。6月から8月に青色あるいは白色の清楚な花を咲かせる。種は黄褐色で、楕円形で扁平です。
フラックスは緑肥になり、人参、じゃが芋の畝の間に植えるとよく育ちます。花の最盛期には、蜜蜂が集まります。

利用法

茎からとった繊維で亜麻糸を作り、リネンと呼ばれる布地に加工します。また、種子を搾って得られる亜麻仁油は、主に工業用にされます。種子には、緩下・抗炎症などの作用があります。
薬用にされていますが、大量に服用はしない。

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