長野県の県木で白い樹皮が美しい、シラカンバ

シラカンバは寿命の短い木で80年ほどしか生育しないと言われています。皮付きの枝は雨の中でもよく燃えることから、北国では薪材として重用されてます。

※写真は、赤城大沼に行った時に、
大沼周辺を散策した時に撮影した白樺です。

シラカンバ Japanese White Birch

分類 : カバノキ科・カバノキ属
英名 : Betula platyphylla , Japanese White Birch
和名 : シラカンバ・シラカバ
別名 : ガンピ
原産地 : 中国、朝鮮、シベリア、日本
利用部位・収穫時期 : 樹皮は夏に採取し、水洗いして刻み日干しにする
性質 : 耐寒性落葉高木、陽樹

シラカンバは寿命の短い木で80年ほどしか生育しないと言われています。高さは20m、幹の直径は70cmほどしか成長しません。長野県などの県木で、白い樹皮の肌が美しく、高原のシンボルとして親しまれています。皮付きの枝は雨の中でもよく燃えることから、北国では薪材として重用されてます。
北海道では萌芽前に採取した樹液から清涼飲料水に用いたり、人工甘味料キシリトールの原料になります、また樹液に含まれる成分にヒトの表皮の保湿を促進する効果がある事から化粧水にも利用されています。
風媒花であるため花粉症の原因にもなっています。シラカンバが多く自生するスカンジナビア半島では患者数も多いようです。日本でも北海道を中心に患者が多いです。

シラカンバ花粉症

口腔アレルギー症候群とも関連があり。シラカンバ花粉症を持つ人の一定割合の人が、りんごやモモなどのバラ科の果実を食べた時に舌や咽喉にアレルギー症状を起こすことが知られています。

利用法

樹皮は漢方で解熱や咳止めに用いられます。ヨーロッパでは抗炎症作用があると言われています。
また、薄くはいで細工ものや屋根葦きに用いる。同種のシーバーバーチの樹皮から得られる、バーチタールは、皮革製品や化粧品の製造に使用されています。

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