秋の七草のひとつで、お盆のころには盆花として利用される。オミナエシ

日本では、古くからオミナエシとかチメグサと呼んでいました。その後、「新選万葉集」や「源氏物語」の中では女郎花で書かれています。

オミナイシ

オミナエシ Golden lace

分類 : オミナエシ科・オミナエシ属
英名 : Golden lace .Yellow patrinia
和名 : オミナエシ
別名 : アワバナ(泡花)・敗醤(はいしょう)
学名 : Patrinia scabiosifolis
原産地 : 日本、中国、東シベリア
利用部位・収穫時期 : 根を秋掘り上げて薬用。苗・若葉は春に、根は冬に食用。観賞用。
性質 : 耐寒性・多年草
生薬名 : 敗醤根(はいしょうこん)、黄花竜牙(きばなりゅうげ)
成分 : オレアノール酸を含む。

秋の七草のひとつで、お盆のころには盆花として利用される。沖縄を除く全国各地に野生化しています。
8~10月頃米粒のような黄色の花を傘を開いたように咲かせる。
日本では、古くからオミナエシとかチメグサと呼んでいました。中国から漢字が入ってくると「本草和名」(918)のなかでは敗醤(はいしゅう)の字を当てていました。その後、「新選万葉集」や「源氏物語」の中では女郎花で書かれています。
中国の文献に生の草はにおいがないが、刈り取って乾燥させる間に、わずかながらしょうゆが腐ったにおいがするのでこの名がつけられたあります。

利用法

若苗、若葉はゆでて和え物、煮浸し、煮物などにして食用に
秋に掘り上げた根は、水洗いし日干しにして乾燥させる。乾燥させたものを煎じて飲む
はれもの・解毒・利尿によいとされています。
オレアノール酸には、虫歯や歯周病予防、老化防止作用があると言われています。

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