スィートバイオレット(ニオイスミレ)について

ヨーロッパの早春の野原を彩り、芳香と可愛らしさを併せもつスイートバイオレット。
古代ギリシャ時代から人々に愛され、花束などに盛んに使われた。

スイートバイオレット sweet violet

分類:スミレ科スミレ属
英名:sweet violet
和名:ニオイスミレ
学名:Viola odorata
原産地:ヨーロッパ南部、アフリカ北部、アジア北部
利用部位:花は香料、料理、観賞用。葉は薬用。
性質:耐寒性 多年草

パンジーやビオラの仲間なので、寒さに強く、暑さに弱い感じがしますが、原産地がヨーロッパ南部でもあるのでそれほど気を使わなくても育てやすい植物です。
冬から春に花を咲かせるので、開花したら収穫してサラダや砂糖漬けにしたりして紅茶に浮かべて楽しん見るのも良いですね。
スィートバイオレットの根には毒性があるので、収穫する時は、花・葉にしておきましょう。

利用法

花は生のままサラダに散らしたり、砂糖漬けをお菓子の飾りに。花を砂糖と水で煮詰めて作ったシロップは、香りのいい菫色のソースになる。
花や葉のティーは咳止めに
また、葉および花には咳や不眠症、頭痛などの症状に処方されたり、シロップ、香料、化粧品などに加工される。

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