サラダバーネットについて

名前の通り葉をサラダに利用するとキュウリのような風味を持つハーブです。一度育ててるとこぼれ種で年々増えていくと言われるほど、初心者でも育てやすいハーブです。
日本の山野草である、 ワレモコウ(S,officinalis)は近縁種。

サラダバーネット salad burnet

分類:バラ科・ワレモコウ属
英名:salad burnet , garden burnet
和名:オランダワレモコウ
学名:Sanguisorda minor
原産地:ヨーロッパ~熱帯アジア
利用部位・収穫時期:若い葉が10cmくらいに伸び、7~8葉
になったら随時収穫し、食用。根および根茎を薬用。
性質:耐寒性・好日性

昔からハーブガーデンに欠かせないハーブのひとつであり、道端に植えると、踏まれりすることによって芳香を漂わせる。根茎が傷口の止血や日焼けなどの薬として使われる。
新大陸への初期の移民たちは、このサラダバーネットをたずさえていたと言われ、北米に帰化している。
丈夫なほふく性の根茎の上に、緑色の葉が細かい鋸状で小葉に分かれて長い複葉をしている。高さ30~60cmで、初夏から真夏にかけ赤い小さな花が丸く密な頭花を作って咲かせる。
花の咲いたままで放置しておくと、こぼれ種で自然に増える。新しい柔らかな葉をたくさん収穫するには、開花させない事が重要また、古い葉もこまめにカットする。

利用法

可愛らしい球状の花序はドライフラワーにもできる。
キュウリやブルーベリーの風味のある柔らかい若葉を、サラダやスープに加える。育ちすぎるとかたくて食べられなくなる。
刻んだ葉をバターやクリームチーズに混ぜ込んだり、トマトジュースなどの冷たい飲み物の香りづけにする。
生の葉はビタミンCを含み、消化を助ける。
また若菜は酢に付けると美味しいハーブビネガーになる。

日本のワレモコウ(S,officinalis)は近縁種。夏から秋にかけて咲く暗赤色の花は、生け花に使われたりする。

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