ポプリの歴史
古代エジプトより利用されていたようだが記録に出てくるのは、BC2800年パピルスに使用法(ミイラ作り、化粧品、神への薫香)が記されている。世界的には、古代中国、インド、イスラエル、バビロニアといった古代文明が栄えた所にも見られます。しかしポプリは、あまり歴史の表面に現われていません。昔はもっぱら、家庭内で女性の手で作られていたからてしょう。家庭料理やお菓子もそうですが、そのようなものは、いつ、誰が作り始めたのか、明確にわからないことが多いのです。
16世紀にフランス・イギリスに伝えられ発展する。が、フランスでは革命によって優雅なポプリは途絶えるてしまう。
その後、アメリカに伝えられ今より30年程前よりブームになり、今ポプリ人口の多いのはアメリカです。
※機械文明の中で、人間回復、心のよりどころを求めた人間が、パッチワークなどの流行と一緒にポプリを流行られた。
歴史の流れ
世界の香りの歴史
- エジプト
BC5000年、ミイラ作り、化粧品、神の薫香
↓ - メソポタミア
↓ - 古代ギリシャ
デリケートな匂い・宴席のテーブルはバラ
etcの花の袋あり
↓
輸入香料の禁止令 BC594年「医学の父」ヒポクラテス - ローマ
装飾的な壷に入れられた花とスパイスのミックス(プリニウス)
暴君ネロ(バラ好き)ポプリピロー・花の栽培
↓
※ ポプリとその仲間の原型はほぼ出そろう - 十字軍遠征
8~11世紀 アラブ人によって近代的な精油の蒸留法ができる
大陸発見
ヨーロッパ各地へ
↓ - フランス
14世紀 、悪魔よけ・魔除け・悪疫よけ(ペスト除け)
16世紀 、カトリーヌ・ド・メディチ(アンリーⅡ世の妃)
香水王国の基礎
オラ・ポドリダ(スペイン料理の煮込料が語源)
↓
香水を絞りかすに花を混ぜたもの
18世紀 、 ポプリの処方・ポプリポットetcがフランス革命でとだえる - イギリス
16世紀 にエリザベスⅠ世朝に栄える
・手作りポプリの広がり(現在残るポプリの処方の基本はこのころ伝承される)
・園芸熱
※シェイクスピア(1564~1616) - アメリカ
↓ - 日 本
日本の香りの歴史
- 6世紀に仏教の伝来とともに焚香用の香が渡来(飛鳥時代)
※日本書紀・古事記の中に焚香のことがある・仏教的なものに使用 - 鑑真来朝 754年(奈良時代)
香りの伝来…動物性の香料を調合する練香が貴族の生活の中で用いられる。
※正倉院・・・仏前の供合
・儀式用の香具
・日常生活に用いられる香炉
・香袋 - 王朝文化の香り(平安時代)
多様化された調合香料(薫物)が全盛・調合の差による微妙な香りの変化・・・薫物合※源氏物語の中で盛んに登場する - 香道の始まり(室町時代)足利義政の時代より形成
沈香(香木)を用いる名香合
・闘香に文学性を加えた組香
など香道の確立 - 江戸文化としての香り(香道の最盛期)
大名・豪商の婚礼道具に香道具が欠かせなかった
・庶民は髪、衣服に香を焚きしめる、包袋の発展(遊女が使用したことから流行) - 江戸末期から第二次世界大戦(香道の衰退)
- 現代
お線香が、古代よりの香道を受け継ぎ、それのみが生活に残っている
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