ビターオレンジの木からは果実からはビターオレンジ、枝葉からはプチグレイン、花からネロリと三種類の精油がとれます。それぞれの採油部位や採油方法が違う事で、香りも作用にも違いがあります。
プチグレイン 柑橘系
ネロリと同じ植物から採油されますが、ドライなハーブのテイストも含むフレッシュな柑橘系の香り
現在は枝葉から抽出していますが、かつては熟す前の小さな果実から採油していたため、「プチグレイン(小さな粒)」の名がつけられています。鎮静作用があり、怒りやパニックをしずめ、落ち込んだ心をリフレッシュしてくれるほか、さわやかな香りでアロマバスにもおすすめです。また、免疫力を強化する作用があるといわれ、体全体の抵抗力を高めるのではないかと期待されています。
香りはほのかにネロリに似ているものの、ネロリよりずっと安価でおだやかに働くため、スキンケアや香水の原料として人気があります。
おもな成分
酢酸リナリス、酢酸ゲラニル、リナロール、ゲラニオール、リモネン、オシメン
作用
血圧低下、抗うつ、鎮痙、鎮静、免疫調整
採油方法
水蒸気蒸留法
心への働き
- 怒りやパニックをしずめ気持ちをやわらげます
- ストレスを解消し、リフレッシュさせます
体への働き
- 筋肉のけいれんをやわらげます
- 安眠を誘ってくれます
肌への働き
- 脂性肌向き。ニキビや吹き出物に有効
- 肌のにおいを抑える
揮発度
ミドルノート
香りの強さ
中
使い方
芳香浴、ボディ・ハンドケア、フレグランス、ホームケアなど
注意
妊娠中・授乳中の使用は控える
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