千度もお湯を振り出しても、まだ苦みが残るという意味から由来し、もっとも苦いハーブと言われています。
ドクダミ・ゲンノショコと並び三大民間薬ともいわれています。
センブリ Swertia Japonica
分類 : リンドウ科・センブリ属
和名 : センブリ
学名 : Swertia Japonica
原産地 : 中国・朝鮮半島・日本
利用部位・収穫時期 : 秋に全草 薬用
性質 : 耐寒性・二年草
生薬名 : 当薬(とうやく)
全国各地の雑木林のいたるところに野生する二年草。日本の民間薬の代表ともいうべき薬草。
草丈10~20cmくらい。秋に出た芽が根出葉のまま冬越し、翌年なって花をつける。
秋に白い花をつけて、11月頃果実が熟し、褐色の種をちらす。
世界でセンブリの仲間の植物は約80種類あると言われています。
名前の由来
千度もお湯を振り出しても、まだ苦みが残るという意味から由来する。生薬名の当薬は、
昔、この薬をなめた人が、その苦みが舌に「当に薬である」と言ってことから
また、現在のように腹痛に使い始めたのは、江戸時代初期からで、「本尊弁疑」1681に
「腹痛の和方に合方にあわするには、このトウキを用いる」の記事があります。
そして、江戸時代後期に、センブリの苦み健胃薬として認められました。
利用法
漢方薬・お茶として飲用するのが一般的です。
また、最近は発毛・育毛効果かあるとエキスをヘアケア商品に使われています。
薬用成分
スウェルチアマリン、スウェロシド、アマロゲンチン、アマロスウェリン、ゲンチオピクロシドなどが苦み成分として含まれています。
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