ローゼルという名前にはなじみが無いと思います。ハーブティーのハイビスカスティーは聞いた事や口にしたことがあるのでは無いでしょうか?
ハイビスカスにはクエン酸がたっぷり含まれているので、美肌効果が期待できます。
ローゼル roselle
分類:アオイ科フヨウ属
英名:roselle
和名:ローゼル
学名:Hibiscus sabdaniffa
原産地:アフリカ北西部
利用部位・収穫時期:萼と苞、果実、葉、花、茎、果実を大きく成長させた後に収穫
性質:非耐寒性・多年草(国内では1年草扱い)、好日性
深紅のハイビスカスティーの原料として知られている。用いられるのは果実を包む萼や総苞片で、成熟した肉厚化したものを天日乾燥する。クエン酸や酒石酸などを多く含むために、さわやかな酸味がある。原産地のアフリカだけでなく、ほかの熱帯地域
の国々でも栽培されている。最近ではフランス料理やイタリア料理のソースとしても使われている。
高さ150~200cm、葉は互生し、葉柄が長い。茎、葉柄共に暗赤色をしており、ぬめりがある。11月頃から葉脇に花を咲かせる。花の姿はオクラによく似ている。
日本では、鉢またはプランターでの栽培がよい。10月中旬以降は室内に入れる。夜の電灯に注意、短日管理にする。
実際に使用される部分は花冠ではなく、成熟した果実で、赤く色づき肉質に肥厚した萼片や総苞片(↑の写真)である。よく日に干し乾燥させる。
利用法
果実は利尿・疲労回復に役立つティーにするほか、砂糖煮にしてジャムやソースにする。
若葉はカレー料理などに、花びらは乾燥させて薬用にする。種子は炒って食用に、茎は繊維(ローゼル・ヘンブ)の原料になる。
※ハイビスカスとローズヒップのブレンドハーブティー
ハイビスカスの肌の生まれ変わりを促進するクエン酸がだっぷり含まれているので美肌効果が期待されます。
ローズヒップにはビタミンCが肌を美しく保つ働きがあるため、この2つをブレンドする事で、より美肌効果が発揮されると言われています。
味は、どちらもすっぱいです。
ハイビスカスティーはクレオパトラも愛飲していたという記録が残っており、彼女の美貌の秘訣が、多彩な栄養素を含んだハイビスカスティーにあったのではないかという説もあります。
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